マスクとフィルター効果について その3
しばらく更新を放置してしまいました。
みなさまご存じのとおり、今年の3月くらいには一般的なマスクの有効性を疑問視する機関や団体も少なくありませんでした。
個人的な考えとしては、
・個から拡散を防止するという意味では、目の粗い布マスクであっても
10μm以上の飛沫はほとんど捕集でき、それ以下の微細な飛沫であっても
ある程度 捕集できるはず
・外部からの防御という点においても、100%防御できなくとも
例えばウイルス量を20%カットできるだけでも
社会全体では大きな効果が期待できるはず
・RNAウイルス(新型コロナウイルス)が、マスクに付着した
状態で増殖するという誤解をしている人もいるが、
それは絶対にありえない。
どのくらいありえないかというと、
何も食べてないのにどんどん太っちゃう人と同じくらいありえない。
(ただし、ウイルスではない「菌類・細菌類」は条件がそろえばマスクの表面や内部で増殖する可能性はあります)
などとモヤモヤと考えていました。が、ある程度の根拠と正確性をもって記事を書きたいなと思っており、かつ4月に仕事が忙しくなって放置しているうちに、CDCも「なんでもいいからマスクしたほうがいいよ!」という見解を発表したり、今となってはWHOも「布マスクも有効」と言い出したので、ああもういいやとブログを書くモチベーションが下がってしまった次第。
それと3月の時点では、ともすると地球人類文明にとってかなりのダメージが発生する可能性も感じていたのですが、5月になるころにはなんとか受忍できうるダメージで済みそうかなと私は思いました。まあ世界全体では何十万人も亡くなっているわけですが、ペストの猛威のように地域によっては半数以上が死亡、というような壊滅的なダメージとはならなそうだなと。
これを書いている現時点では、世界の株式市場もおおむね安定を取り戻しており、ダウ平均が1日に1000ドルとか2000ドルとか上がったり下がったりすることもなくなりました。かなり持ち直しましたし。
でも人間でいえば今の世界経済は完全な健康体でなく、点滴打ちながら会社に通っているような状態と言えます。
今もなお感染が拡大している地域もあります。いまから株式投資とかを始める人にはくれぐれもご用心くださいと申し上げたいです。
ではでは。
2020-7-6追記:
慶応大の「マスクによる粒子捕集効果の実験結果の公開」について、リンクを張りました。
https://www.st.keio.ac.jp/education/research/covid-19_02.html