oppeseのブログ

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マスクとフィルター効果について その2

前回につづいて、荒いフィルターで空気中に浮遊する粒子を捕集するメカニズムについてのご説明です。

 

まずはこちら↓

粒子のろ過のメカニズムについて
(金沢大学 大谷吉生氏)
https://www.env.go.jp/jishin/rmp/conf/waste_safety02/mat05.pdf



詳しい解説は上記を読んでもらうとして、
ぱっと見で知りたい方は、以下をごらんください。

 

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(上記URLのPDFより引用)

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ガラス繊維フィルター(シグマ PA65)

スッカスカのフィルターでも…使っているうちに、塗料ミストが捕集されていき、髪の毛よりも細いガラス繊維が毛糸のようになっていきます(下の写真参照)。
写真右側には、アコーディオンフィルターが映っています。

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ガラス繊維フィルター(シグマ PA65)

ちなみにこれ、塗料ミストが乾ききっていないから張り付いていくのではなく、乾燥した粉体であってもほぼ同じ結果になりますよ。

次回(その3)では、いよいよマスクのフィルター効果によってウイルス性疾患がどの程度防御できるかに迫りたいと思います。

ちなみに上記の塗装フィルターと集塵装置については私が仕事で使っているものです。
専門外ながら、少ない費用と少ないメンテ工数で効果的な集塵装置を製作するという趣旨で試行錯誤して作りましたのである程度の知識は得ました。

ウイルス性疾患に関しては完全に専門外となりますので、よく調査して記事を書きたいと思います。